【初心者向け】SBI証券利用者が解説・始め方、メリットとデメリット

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「SBI証券って実際どんな感じ?」

「証券会社ってどこを選べば良いんだろう?」

こんなお悩みをお持ちの人向けの解説記事です。

私はSBI証券を利用して10年以上になります。

そんな私が、実際に使って分かったSBI証券の良いところ、悪いところを紹介します。

この記事の結論

結論から言うと、SBI証券は使い勝手のいい証券会社ですが、株取引をする時や取引画面は少し使いにくいと感じることもあります。

証券会社選びで迷ったら?の参考チャートもあるので、ぜひ活用してみてください。

SBI証券を選ぶポイントはここ!

手数料0円がわかりやすい

SBI証券は条件を満たすと、株や投資信託の手数料が0円になる、というコストが分かりやすい点が最大のポイントです。

・インターネットコースのインターネット取引

・各種報告書、交付書面の電子交付

手数料無料の中には、日本株以外にも米国株式、海外ETFなども含まれているので、投資信託の積み立て以外にも資産運用に興味がある人にも嬉しいでしょう。

投資信託関連は充実

SBI証券は投資信託の取扱い数が豊富で、積立設定も簡単です!

特に積み立てのタイミングは「毎日、毎週、毎月」から選べるので、積み立てのタイミングを細かく設定したい人には嬉しいはず。

投資信託の最低購入金額は100円なので「毎日500円」と設定して投信積立することも可能です。

毎日買付する、これって究極の時間的分散投資ではないでしょうか。

投信マイレージで貯まるポイントが多い

通常のネット証券会社は提携しているポイントサービス以外のポイントは貯まらないことがほとんどです。

SBI証券は、投資信託を保有している間、残高に応じてポイントが受け取れます。

SBI証券で投資信託保有中に貯まるポイント

  • Vポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • JALマイレージ
  • PayPayポイント

一方で、投資信託のクレジットカード積立では「三井住友カード」と「Vポイント」のみの対応です。

クレカ積立で検討している人は、口座開設前に還元率を確認しておきましょう。

SBI証券の口座開設手順

SBI証券で口座開設する手順を説明します。

口座開設には本人確認書類が必要なので、以下のようなものを手元に用意しておきましょう。

1種類でOKマイナンバーカード
2種類必要・マイナンバー通知カード
・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・印鑑証明書

簡単3ステップで完了

口座開設の手順は3ステップで完了です。

SBI証券の口座開設3STEP

  1. 口座開設に必要な情報を入力する
  2. 本人確認書類の提出
  3. パスワードなど初期設定を完了する

思い立ったらまずは口座開設申し込みページをクリック!

ロボットではない証明として、画面に記載された数字を入力、続けてメールアドレスも入力してください。

登録したメールアドレスに認証コードが送られてくるので、認証コードを入力します。

続きのページで住所などの情報を入力しましょう。規約などが出てくるので同意にチェック。

郵送とネット、口座開設の方法が選べますが「ネットで口座開設」が簡単でおすすめです。

本人確認書類の画像をアップロードすれば、口座開設の申込は完了です。

審査が完了して初期取引パスワードが発行されるまで待ちましょう。

口座開設の目安は、最短で翌営業日となっています。

またNISA口座を開設する場合は、証券会社が税務署へ「この人がNISA口座を開設します」という届出を行って、NISA口座を重複して開設していないか確認する作業があります。

そのため、NISA口座は開設するのに時間がかかるので注意しましょう。

一般的には1週間から3週間ほど時間がかかります。

つまずきやすいポイントと対処法

なぜ住所や電話番号を入力するの?

証券口座を開設するには「この人が安全か」ってチェックが必要なんです。

反社会的勢力やトラブル履歴がある人や会社は、証券会社に口座を開設したり、銀行にお金を借りたりすることができません。(警察にも指導されています。)

銀行に口座を開設する時も、身元確認書類が必要になりますよね。

反社会的勢力以外でも、大きな借金がある人や自己破産した人は口座開設ができないケースもあります。

それと同じで、証券会社に口座を開設する場合も「口座を開設して取引しても法的に問題ない人か」を確認する必要があるんです!

身元確認のために住所や電話番号など本人であることが確認できる情報が確認必須とされています。

勧誘の電話とか来ない?

SBI証券から勧誘の電話が来ることはないので安心してください。

私は10年以上取引していますが勧誘の電話が来たことは一度もありません。

またネットの証券会社は、勧誘する人件費をかけないことでコストを削減しています。

そのため、担当者ができて断りにくい、勧誘の電話が来て迷惑する、といったことはないのでご安心を。

一方で担当者がいないために、投資に関する情報を全て自分で調べないといけないという面もあります。

実際に使ってみてわかった「良いところ」

投信が豊富&積立しやすい

SBI証券は投資信託が豊富です。

私は色々な投資信託を買って「どんな運用の変化があるのかな」と見るのが好きです。

(細かく分散しているので、資金効率は悪いのですが……)

SBI証券は投資信託が探しやすいですし、積立設定も簡単です。

直感的にわかりやすい投信積立の設定画面。初心者でも簡単に操作できると思います。

買付のタイミングや金額を変更するのも、簡単なので初心者の人でも操作が難しい、分からないといった事はないでしょう。

投資信託以外にも外国ETFも定期購入ができます。

少額で投資を始めたい人や、積立投資に興味がある人はぜひSBI証券を検討してみてください。

色々な種類のポイントに対応

SBI証券は色々な種類のポイントに対応している点もポイントが高いです。

通常のネット証券会社は、提携しているクレジットカード会社で貯められるポイントしか付与されないものです。

(ネット証券会社と対応しているクレカとポイント)

証券会社対応クレカ/貯まるポイント投信マイレージで貯まるポイント
SBI証券三井住友カード/Vポイント・Vポイント
・dポイント
・Pontaポイント
・JALマイレージ
・PayPayポイント
楽天証券楽天カード/楽天ポイント楽天ポイント
マネックス証券dカード/dポイントdポイント
三菱UFJeスマート証券auPayカード/PontaポイントPontaポイント

その点、SBI証券は投資信託の保有中に発生する投信マイレージで、付与されるポイントが5種類の中から選べます。

私はau経済圏を利用しているので、クレカ積立とポイント投資は三菱UFJeスマート証券で運用しています。

一方で、自分のヘソクリや余剰資金の現金運用はSBI証券を活用して投信マイレージでPontaポイントを受け取るようにしています。

「特にポイント貯めてないな」「クレカ積立ではなく現金で口座引き落としでの積み立てを検討しているよ」という人は、SBI証券を選んでおくとポイントで悩まないかと思います。

SBI証券のETF定期買付は初心者にも◎

SBI証券ではETFの定期買付があり、これが投資初心者には嬉しいポイントです。

ETFとは実際に市場に上場している投資信託のことです。

同じS&P500インデックスに投資をした場合、投信とETFはどう違うのかを見てみましょう。

(投信とETFの違いを確認)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)バンガード・S&P500ETF(VOO)
基準価額(2025年5月20日)31,383円546.82米ドル(79,289円)
分配金なし年間6.7035米ドル/2024年
最低購入金額100円~79,289円~
価格の決まるタイミング1日1回取引所が空いている間は上下あり
購入できる場所証券会社、銀行、郵便局など証券会社のみ
手数料信託報酬:0.08140%以内購入手数料:証券会社による経費率:0.03%
通貨日本円米ドル建て
こんな人におすすめ・資産は「日本円」で保有したい
・分配金は特に必要ではない
・少額で投資したい
・日々の値動きに一喜一憂したくない
・「米ドル建て」の資産を持っておきたい
・分配金が欲しい
・自分が「今だ!」と思ったタイミングで売買したい

ETFの方が、最低購入金額が高めです。

米ドルのまま購入するので、為替の手数料や購入手数料がかかるケースがあるので事前にチェックしておきましょう。

分配金が出るので「分配金で自分へのご褒美買おうかな」的な持ち方ができます。

反対に、日本円の資産で良いという人、為替手数料などを払いたくない人、少額で投資を始めたい人は投資信託を選ぶのがおすすめです。

ここはちょっと使いにくい?正直レビュー

取引画面のごちゃごちゃ感

個人的な感想ですが、SBI証券の取引画面は使いにくいです。

取引履歴とかお客様情報の更新とか、いつだってよくわかりません……

特に「この投資信託、いつ買ったんだっけ?」といった取引履歴を遡るのが、いつも分からなくなり「ここ?いや、こっち?」と迷子になっています。

ページ上部にタブがあるのですが、もう少しまとめてもらえると助かります。

クレカ積立やVポイントの活用には注意

私は当初SBI証券に口座開設して、NISA口座を活用していました。

しかし、クレカ積立が自分の利用しているカードに対応しておらず、Vポイントも利用機会がないことに気付き、最終的には野村證券に移しました。

「野村證券こそクレカ積立もポイントもつかないよね?」と疑問を感じた人も多いはずです。

そうなんですけど、私はクレジットカードではなく「投資用の資金」を株やNISAに振り分けているのでクレカ積立は利用しない。

すると無理に使わないポイントを貯めなくていいのでは?という結論にいたり、元々取引があった野村證券をメインにすることにしました。

株中心なら他の証券も視野に

SBI証券は株取引の画面が使いにくい点も、個人的にはマイナスポイントでした。

とはいえ、このデメリットは株式投資には興味がない、という人は気にしなくていいかと思います。

「成長投資枠もつみたて投資枠も、投資信託の積み立てで使う予定です」という場合、SBI証券を口座開設候補にして、何も問題ありません。

投資信託の種類は豊富ですし、積立設定もしやすいので、おすすめです。

反対に「投信積立も興味があるけど、株式投資をメインにしたいな」という場合は、SBI証券だと取引しにくいと感じるかもしれません。

自分の株価ボードが作れませんし、投資情報についても発信しているのかしていないのかという感想です。ハイパーSBIツールという取引ツールをダウンロードしないといけないので、気にならない人にとっては良いかと思います。

SBI証券の口座開設はどんな人におすすめ?

◎こんな人なら間違いなし!

  • 投資信託の積み立てやETFの定期買付を予定している
  • 三井住友カードを利用中(もしくはクレカ積立は利用しない)
  • Vポイントを貯めている人
  • 株式投資よりも投資信託などの定期購入がメイン
  • 大きな証券会社で取引したい


これらに当てはまる人は、SBI証券に口座開設しても満足いく結果が得られると思います。

△他社と比べてSBIが向いてないケースも

  • クレジットカード積立やポイント投資の予定はない
  • サポートの手厚い証券会社の方が良い
  • 株式投資にも興味がある

こんな人は、SBI証券でなくても良い可能性があります。

証券会社選びのチャートを作成してみたので、ぜひ参考にしてください。

まとめ|迷ったらまずは口座だけでも作ってOK!

SBI証券は、ネット証券の中で最大手の証券会社です。

積立投資やETFの定期買付は設定がしやすく、増額や一時停止なども分かりやすいので初心者でも安心して使いこなせるはずです。


取り合えず迷ったから、どこに開設すればいいのか?と悩んでいる人は、ひとまず口座だけ開設しておくといいでしょう。

とはいえ、貯まるポイントやサポート体制、取引画面の使い勝手は要チェックです。

「投資信託の積み立て以外にも、日本株や米国株の取り引きをしてみたい」という人は一度操作性をチェックしてみてくださいね。